ママのがんばることはひとつだけ
ママの仕事は大変ですよね。
しなければならないことがいろいろあります。
毎日あれもしなくちゃ、これもしなくちゃと時間に追われてしまいますね。
でも、時間に追われていても、子どもがいるとなかなかスケジュール通りには進みません。
「あー、なんでこのタイミングで泣き声が?」「お兄ちゃん、宿題は?まだやってないの?ゲームは1時間って言ったでしょ!」
イラッとすることもあるのではないでしょうか。
子どものことは大好きだし、子育ては楽しいと思うことは多いのだけど、いつも笑顔のかわいいママではいられないのが現実…ではありませんか?
子どもにしてあげることのうち、ママじゃなくちゃということはなんでしょう。
子どもがママを求めたときにそこにいてあげることです。
例えば、ママを振り返った時に目が合うことです。
そのときに笑顔を返すことです。
あなたが好きよというメッセージ。別の言い方でいうと、愛を伝えること。これは誰にも代わってもらえません。
だから、笑顔の方が優先。
ママは、栄養バランスのいい食事を作るとか、世の中のルールを教えるとか、賢くなる遊びとか、そういうことはやった方がいいかもしれないけれど、お休みしてもいいのです。
そういうことは他の人や物にヘルプしてもらえることでもあります。
どうしてもママじゃなくちゃというところだけやりましょう。
小学生に聞くと、ママにいつも怒られると思っている子は90%。
昨年まで開いていた私の塾の塾生や家庭教師をしている子どもたちに聞くとほとんどの子が「うちのママ、怖いよ。」「いつもおこられるぅ。」と言います。
「ママはあなたのことが大好きよ。」と言うと「え~、%#‘&$‼」
だってねー、だってねー、と訴え始めます。
「笑顔のときもあるでしょう?」というと「う~ん…。」
そんな時は、ママは自分のことが大好きで、自分もママのことが大好きだ、ということを思い出してもらえるように話します。
すると、みんな幸せそうな笑顔になります。
そして、難しい問題にチャレンジできたり、集中力がアップしたりするようになるのです。
ママの愛の力はすごいでしょう?
ママはあまり怒らないと思っている残り10%の子は気持ちが安定していて、丹念に学習できる子がほとんどです。周りの子に気配りもできます。
怒られないなら甘やかされているのかと言うと、決してそんなことはないのです。
でも、ママだって疲れていると、笑顔は返せないものです。
子どもだけが元気なように見えたり、機嫌が悪い子供の声で余計疲れを感じたりしてしまうでしょう。
笑顔のためには、まず自分が疲れないこと。
よく眠って、しっかり食べる。
明日でもなんとかなることは後回し。
誰かに頼めることは頼んでしまいましょう。
ママはあれもこれもとがんばらない。
そしてリラックスすることです。
リラックスしている時は、
子どもの気持ちを思いやることが自然とできるでしょう。
叱る回数が自然と減るでしょう。
心配事があってもいいアイディアが自然と浮かぶでしょう。
自然と、ということはがんばらなくていいということです。
がんばらないのに、結果、いろいろなことがうまく回っていく、そんな可能性も大きくなります。
ママの仕事の1番に「リラックスする」を入れましょう。
ただ、リラックスのためにいちいち温泉旅行に行くわけにもいきません。
好みのお茶でほっと一息、
好きな香りをひと吹きしてゆとりの気分、
パパとの初デートの思い出でくすっと、
子どもが生まれたときの感動を思い出してしみじみ
あわただしい中でほっと息をつくコツをつかみたいですね。
そうしてあなたの中にあるハートを感じてください。
やさしい気持ちをいっぱい集めて、ハートをぱんぱんにふくらませましょう。
ママのハートは必ず子どもに伝わります。
子どもがママと一緒に勉強ごっこをする作戦をお伝えするのがこのブログですが、実はリラックスすることが作戦1なのです。
勉強をしないでリラックスすることが、勉強?
そうです。リラックスが勉強の土壌を作るのです。
学ぶためには心のゆとりが必要なのです。心配事があったら集中できませんよね。
最後にもう一度言いますね。
ママのがんばることはひとつだけ。リラックスです。
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