音読を工夫しよう

昭和期には群読が多く取り入れられていました。

教科書を前に、クラス全員でそろって読むことです。

ドラマなどでも、昔の小学校の場面でよく出てきますよね。日本では昔から「意味深い本を繰り返し読み、暗唱する。」という勉強方法が取られてきました。「読書百篇、意、自ずから通ず。」と言う言葉があるように、何度も読んでいれば、そのうち意味が分かってくる、覚えていれば、大人になってから納得するときがくる、というような考え方です。明治以降、教科書という物ができ、子どもにわかりやすい文章が載るようになりましたが、群読という方法は昭和30年代くらいまで続きました。

 

今となっては古臭い学習方法のようですが、実はこれが、言葉読みには有効なのです。クラスみんなで読むとき、始めは先生が、そのうち読みの得意な子がリードする形で読むことになります。読みが苦手な子は、少し遅れながらも、音を聞き、言葉を切るところでは一緒に切って、なんとかついていこうとします。すると、聞いた音から言葉のイメージが浮かび、そこに目で見ている文字の形が結びついていきます。暗唱できた頃には言葉読みもできるようになっているというわけです。

 

ある小学校の先生は群読は良いけれど、やっている時間がないともおっしゃっていました。やはり、スケジュールの都合で割愛するとのことでした。

その代わりに、宿題に出されるのが音読です。自分の声を聞いて、言葉のイメージを思い浮かべる練習をしようということですね。

でも、たどたどしく文字読みをしている段階では、自分の声を聴く余裕はありません。文字を正しく、つっかえずに読むことばかりに集中してしまいがちです。速く読むことが目的になってしまうことさえあります。すらすら読んでいるのにどんな話だったのと聞いても答えられないという現象は、よくあるのです。

 

群読が学校でできないのなら、家庭でやってみてはどうでしょう。

音読は「一人で読むこと」と学校で言われるので、「ママと一緒に読む?」と聞いても「それはいけないんだ。」と拒まれるでしょう。ですから、音読の宿題は一人で読むとして、それとは別に家族と一緒に読む会を開くというのはどうでしょう。いいお話ね。ママも一緒に読みたーい。といった感じで。リーダーは子どもと言うことにして、読むスピードなど決めてもらいます。間違って読んでもダメ出しはNG。一緒に楽しもうという雰囲気が大事です。暗唱できて、歩きながら言えるようになると、どこかへの移動中の遊びが一つ増えますよ。

 

パパ・ママも忙しいと思いますが、音読の宿題に合わせて手伝ってあげてください。半年で変わると思います。手伝う方も大変ですが、これはとても大きなプレゼントになります。うちの子、ちゃんと文が読めてるのかな、あやしいぞと思われたら、ぜひ試してみてください。

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いかがでしたか? 文を読むまでの道のりは意外と長いものです。〈かな学習室〉では読みの指導が充実している方だと自負していますが、週2時間ほどの塾だけで文読みが上手になれるものではありません。この記事の作戦を生活の中にぜひ取り入れてください。

かな学習室は新座市・東久留米市の中学生・小学生・幼児の皆さんのための思考力を養う塾です。中学受験、高校受験で高い合格実績を出しています。
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